Webサイトを改定する際におさえておくべき重要な3ステップ

マットコンサルティングでは、様々な企業から多種多様なご相談をいただくのですが、
その中でも多いのが、

Webサイトをもっとよくしたいのですが、どうしたらよいでしょうか?

というご相談。現状のWebサイトの改定です。
広告代理店→Googleを経てひたすらデジタルマーケティング業界で過ごしている我々が考える、抑えるべき重要なステップを3段階にまとめてお届けします。

Step 1: 現状分析をGoogle Analyticsでする
Step 2: サイトツリーを作る
Step 3: スマホからワイヤーフレーム(型)を作る

以上を押さえたら、あとはWeb実装です。今回はWeb実装までで抑えるべきポイントとなります。

Step 1: 現状分析をGoogle Analyticsでする

まず大事なのは、現状分析。
お医者さんでも、まずは現状の健康診断をしてから改善のアドバイスをしますよね。
同じように、まずは現状を簡単でよいので、見てみましょう。

見る項目は・・

見てみるのは、これだけでよいです。

デバイス比率(スマホ/PCのアクセス比率)
各ページの離脱率
どのページから問い合わせ/コンバージョンにつながっているか

デバイス比率

Google Analyticsの下記の部分ですね。これで
MobileとPCの比率をチェックしましょう。
基本的にMobileが多いと思うのですが、念のためチェックです。
Mobileが多い場合は、スマホフォーカスで考える。これは鉄則です。
ちなみに以前Web改訂をした、葬儀/お墓系の会社のWebサイトですらスマホの比率が80%くらいありました。

各ページの離脱率

思ったように結果が出ない場合は、導線上どこかに問題があるケースが多いです。
どこのページから離脱するのが多いか把握することはすなわち
どこのページを改善すれば効果的かを把握することになります。

下のように、各ページの離脱率がわかるので、
ページビューは多いけど離脱が多いページを把握しましょう。

どのページから問い合わせ/コンバージョンにつながっているか

当然Webサイトの目的は、問い合わせやコンバージョンをしてもらうことなので
どこのWebページからコンバージョンが多いかも抑えましょう。

意外にGoogle Analyticsはコンバージョンにつながったページの分析はしにくいので、ざっと”行動”→”サイトコンテンツ”→”ランディングページ”を見てみましょう。
最初にどのページに来た人がコンバージョンしやすいかがわかります。
※Google Analyticsで目標設定していないとコンバージョンは見れません。

Step 2: サイトツリーを作る

現状で、離脱しやすいポイントや、コンバージョンしやすいポイントがわかったら、次はサイトツリーを作ります。

その前に、抑えるべきポイントを箇条書き

Google Analyticsなどで調べた結果、どこを意識していくかを箇条書きでまとめてみましょう。特に複数人が係る場合は、このまとめを行うことで、皆の目線をそろえるという意味合いもあります。

上記の例では、スマホからのアクセスが多いにも関わらずパソコンファーストの作りになっていて、
それに伴いパソコンに最適化された作りだったので、
スマホでとにかく気持ちよく操作できるサイトに変更すべく整理しました。

サイトツリーづくり

上記のような感じですね。
どこのページは改訂すべきで、どこのページは新規で作るかをわかりやすくすると良いです。
ここで意識してもらいたいのは、とにかく最終的なコンバージョンにつながるように導線を排除していくことです。
シンプルであればあるほど、コンバージョン率は高まる
と覚えておいてください。

Step 3: スマホからワイヤーフレームを作る

ここで超重要なのは、「スマホサイトから、ページイメージ(ワイヤーフレーム)を作る」ことです。
よっぽど、BtoB系のサービスで一般の人が見ないようなサービス内容でない限りは、みなさんのWebサイトはほぼ間違いなくスマホからのアクセスの方が多いはずです。
普通の店舗でも人が良く通るところから優先的にきれいに掃除しますよね。それと同じことです。